キャッシュレス派は貯金上手?その理由とは
毎月決まった金額を貯金しているという人もいれば、なかなか貯金できないという人もいるでしょう。現金で支払いする人よりキャッシュレス決済をしている人のほうが貯金できているという調査結果が出ていて、キャッシュレス決済に変えることで貯金しやすくなるのでは?という声があります。どうしてキャッシュレスだと貯金できるのでしょうか。
キャッシュレス派は貯金上手!
キャッシュレス決済の場合、紙幣や硬貨がお財布から減っていくのを実感しにくいので、ついつい使い過ぎてしまうという印象があります。
しかし、あおぞら銀行が2019年に行った調査では、キャッシュレス決済の人のほうが「貯金できている」という回答をしていることもあり、お金の管理ができていることがわかります。
キャッシュレス決済はどうして貯金ができるのでしょうか。実はこれには2つのポイントがあります。
家計簿アプリなどの活用で支出が見える化できた
キャッシュレス決済を使用することで、家計簿アプリとの連携がしやすくなります。最近は、家計簿アプリを使って支出を一括管理している人が増えていて、これにより自分が持っているお金、使ったお金をしっかり見える化できるのです。
複数のクレジットカードを使用していたとしても、カードの利用状況がまとめてわかるので、無駄に出費した時もすぐに気づくことができます。これまでは手書きの家計簿を使っていたという人も、記入する手間が省けるので家計簿アプリを利用する傾向にあるようです。
家計簿アプリの中には、自分で入力しなければいけないというものもありますが、銀行口座やクレジットカードと連携させれば自動で共有されるものもあり、入力の手間も省けます。管理が苦手な人も、これなら続けられるでしょう。
現金の場合、レシートを残しておいてどれだけ使ったのか見ていかなければいけないですが、キャッシュレス決済を活用することで、レシートを残しておかなくてよいのです。
キャッシュレス派が貯金上手な理由
キャッシュレス決済にしている人が、全員貯金上手かというと、実はそうではありません。キャッシュレス決済をしていても、きちんと管理できていなければ、現金よりもたくさん使ってしまうでしょう。
しかし、キャッシュレス決済の人の多くは、どのようにお金を使ったのか見える化できているのです。さまざまなツールが用意されていて、誰でも簡単に見える化できる仕組みがあるからこそ、キャッシュレス決済をしている人に貯金上手な人が増えているといえるのでしょう。
キャッシュレス決済で家計管理するコツ
では、キャッシュレス決済で上手に家計管理をしていくためにはどのような工夫をすればよいのでしょうか。
どのキャッシュレス決済を使うか決める
まずは、どのキャッシュレス決済を利用するのか決めましょう。キャッシュレス決済といっても種類があります。電子マネー、クレジットカード、スマホ決済、デビットカードなどが主なキャッシュレス決済です。そして同じキャッシュレス決済でも、発行会社がたくさんあるので、相当な種類の中から選ぶことになります。
利用するサービスを増やしてしまうと、それだけ管理が大変になってしまうことはいうまでもありません。できるだけ種類を絞って使うようにしましょう。公共交通機関は交通ICカード、買い物で使うクレジットカードは○○社のものというように決めてしまうことをおすすめします。
利用したらこまめに確認する
キャッシュレス決済にしてしまうと、どうしてもお金の流れが見えにくくなってしまいます。クレジットカードの利用明細を見て、「こんなに使った?」と驚いてしまった経験はないでしょうか。そのようなことになってしまわないためには、こまめに利用履歴を確認するようにしましょう。
紙ではなく、WEBで履歴を確認できるので、いつでも確認しやすいです。週に1回確認する曜日を決めておくとよいでしょう。
利用できる金額を決めておく
キャッシュレス決済を利用する際に、先に使うことができる金額を決めておくと使い過ぎてしまうことがないので安心です。とくにチャージタイプのプリペイドタイプの電子マネーは、使い過ぎを防ぎやすいです。
キャッシュレス決済の支払日も確認
キャッシュレス決済は、現金で先にチャージする前払いタイプ、使った時に自動的に登録している口座から引き落としされる即払いタイプ、後日登録している口座から引き落としされる後払いタイプなどがあります。
それぞれの支払いのタイミングを把握しておきましょう。支払いのタイミングから、より自分が利用しやすいキャッシュレス決済を選ぶことができます。
キャッシュレス決済を利用する人が貯金上手といわれる理由や、どのように管理していけばよいのかを紹介しました。これからますますキャッシュレス化が進むとされているため、現金派という人も、キャッシュレス決済サービスを検討してみてくださいね。